IP・接続について
ASNとは?ネットワーク事業者との関係と調べ方
ASN・IPアドレス・事業者名の違いと、NetKarteの表示を確認する順序、判断できる範囲を解説します。
更新日: 2026年10月9日
ASNは、インターネット上で経路をやり取りするネットワークの単位「自律システム(AS)」を識別する番号です。IPアドレスがどのネットワークに関連付けられているかを調べる手掛かりであり、利用者個人や端末を識別する番号ではありません。
IPアドレス・ASN・事業者名の違い
- IPアドレスは通信の宛先や送信元を表すアドレスです。
- ASは、共通の経路制御方針で運用されるネットワークのまとまりです。
- ASNはそのASの番号です。画面では数字の前に「AS」を付けます。
- ネットワーク事業者は、そのIPに対応するASNの組織名です。契約した回線サービスの商品名とは限りません。
例えば、番号の読み方を説明するために「AS64496」と書いた場合、「AS」が種類、「64496」が番号です。これは文書用に予約された番号を使った説明例であり、NetKarteで実測した接続先ではありません。
契約している会社と違う名前が出るのはなぜ?
販売する回線のブランドと、ネットワークを運用する組織が異なることがあります。企業の出口回線やVPNを経由している場合も、手元の回線ではなく、その出口側のIPに対応する組織が表示される可能性があります。
ただし、名前の違いだけでVPNの使用や不正な接続を確定することはできません。まず調べたIPが現在の接続元なのか、別の検索対象なのかを確認してください。
NetKarteで確認する順番
- ネットワーク診断で、現在のIPアドレスとIPv4 / IPv6を確認します。
- IP・接続カードのASNとネットワーク事業者を組み合わせて読みます。
- 任意のIPを調べたい場合は、IP情報検索へそのIPを入力します。
- 登録組織やネットワーク範囲を知りたい場合は、別の「RDAP / WHOIS登録情報」を確認します。
ASNの組織名と登録情報の組織名は、同じ資料から取得しているわけではありません。食い違う場合も、直ちにどちらかが誤りだとは判断できません。
取得方法と、表示から分からないこと
NetKarteは、サーバー内のGeoLite2 ASNデータベースから、IPに対応するASNと組織名を取得します。検索のたびに現在のBGP経路を測定する機能ではなく、データベースの収録内容に基づく表示です。
ASNが同じでも、通信経路、速度、利用者、所在地が同じとは限りません。番号の大小は回線品質や安全性の順位でもありません。
情報が見つからない場合やデータベースを利用できない場合は、ASNを表示できません。表示できないことだけを回線障害とみなさず、取得結果の状態と実際の通信状況を分けて確認してください。