プライバシーについて
CanvasとWebGLとは
ブラウザーの2D・3D描画機能と、環境識別との関係を解説します。
更新日: 2026年10月9日
Canvasはスクリプトから画像、図形、Textなどを描画するためのHTML機能です。WebGLはCanvas上でGPUを利用し、高速な2D・3D 描画を描画するAPIです。
NetKarteでの見方
NetKarteの描画・GPUカードで「Canvas」と「WebGL」を個別に確認できます。同じカードのGPU名が取得不可でも、まずWebGL自体の利用可否を分けて読んでください。
NetKarteは2D用とWebGL用に別々の一時的なCanvas要素を作り、それぞれのコンテキストを取得できるか確認します。WebGLはwebglを試し、取得できなければ例外が発生した場合も含めてexperimental-webglを試します。描画結果からHashや識別IDを生成せず、結果を保存しません。
何が分かるのか
「利用可能」は、そのページで対応Contextを取得できたことを示します。WebGLが利用できない場合は、ブラウザー設定、ハードウェア、ドライバー、セキュリティ方針など複数の理由が考えられます。
誤解されやすい点
CanvasやWebGLが使えるだけでフィンガープリンティングされているわけではありません。一方、サイトが描画結果や多数の環境値を組み合わせれば識別の材料になり得ます。NetKarteは利用可否の説明に限定し、フィンガープリントIDを作りません。
利用不可・取得不可の読み方
同じCanvasで2Dを取得した後にWebGLへ切り替えることはできませんが、NetKarteは別の要素で確認するため、2D取得の成功がWebGL取得を妨げることはありません。2Dコンテキストの取得で例外が発生しても、WebGLの確認は続けます。
コンテキストが返らなければ「利用不可」、取得処理で例外が発生して確認できなければ「取得不可」と表示します。WebGLの再試行で取得に成功した場合は「利用可能」です。これらの表示だけでブラウザーの非対応やGPU故障とは断定できません。また、WebGLが利用可能でも、GPU情報を公開する拡張が利用できなければGPU名は取得できません。
3D表示の不具合は、対象サービスのエラーとブラウザー自身のグラフィックス情報も確認して切り分けます。Canvasの利用可否や描画結果から個人を識別する処理は、NetKarteでは行っていません。
参考資料
- WHATWG: HTML Living Standard: Canvas contexts (外部サイト)確認日: 2026-10-09
- Khronos Group: WebGL Specification (外部サイト)確認日: 2026-10-09
- MDN Web Docs: WebGL API (外部サイト)確認日: 2026-10-09
- Khronos Group: WEBGL_debug_renderer_info (外部サイト)確認日: 2026-10-09